訪問記

逸品「とろり豆腐」

 

たけち でございます。

 

第二回目の取材は、またまた沼津の逸品、食べ物です。

その名も 「とろり豆腐」 。  食べる前からヨダレが出そうです。

 

実は、元々「とろり豆腐」目的の取材ではなく、

以前から車で通る度に、「ある場所」 が気になっておりました。

旧東海道(県道163号線)沼津と富士の間 原宿の近く、

とある豆腐屋さんの店先のコレ↓

一見、普通の水道の蛇口に見えるのですが、

少しすると、多くの車が止まっては止まっては、こんな感じで…↓

勝手に水を汲んで持ち帰ってらっしゃいます。

 

中にはこんな怪力の持ち主も・・・↓

これはきっと何かある! と、思い切ってアポなし突撃取材です。

 

お店は、「渋田豆腐店」 さん。

皆が持ち帰るおいしい水で作られるお豆腐は、きっときっとおいしいはず… 

で、一番先に目に付いた 「とろり」 という名のお豆腐を購入。

豆腐好きの たけち には、たまらない寄せ豆腐です。

 

こちらは ↓  絹ごし。 (取材日は1月25日です)

こちらは店主からのサービスで頂戴いたしました。。 らっきーー!!

 

お豆腐を食べたい心をここはグッと抑えて、店主に直撃取材です。

ここのお水は、お店の先代が沼津で豆腐屋を起業される際、

この地を掘り続け、岩盤をぶち抜いて掘りあてた富士山の湧き水だそうです。

地下からの噴出力は相当なものらしく、数十年勢い衰えることなく噴出し続けております。

とても優しい二代目は、初対面の私をお店の奥に案内して頂き、

噴出しの源泉場所を見せてくださいました。

真ん中の直径50cmくらいの円筒状の金属、高さは2m以上あります。

この中を富士の湧き水が地下から噴き上がっているのです。

この↓水の流れる勢いを見れば、噴出量の凄さがわかります。

もちろん、このお水最高においしいのですが、思ってたほど冷たくありません。

店主曰く、年間通じて10から15℃くらいの水温らしく、

夏は冷たく、冬は暖かく感じられるそうです。

水温の安定が、おいしい豆腐作りに適していることは言うまでもありません。

 

そして誰もが、そんなおいしい水を気軽に利用できるようにと、

店先にわざわざ2つの蛇口を設置されていること、本当に素晴らしいことです。

 

 

我が為に掘りあてた水脈が、結果として他が為になっている。

まさしく沼津勤労党の思想、そのものなのですね。

 

あ、もちろん 「とろり豆腐」、絶品でした!

 

渋田豆腐店 〒410-0312  静岡県沼津市原594-2

電話:055-966-0226
 

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